こんにちは
アラジンです
キーケースの記憶を詩情豊かに
綴ってみようと思います笑
私の思い出となったキーケースは
大学進学時にプレゼントされた
ポーターのキーケース
触り心地はいいけれど
特別感はない生地
中学生か高校生の時は
ポーターの財布のマジックテープを
格好悪く感じていました
大学進学時に
私は一人暮らしを始めることになり
アパートに住み
自転車を買い
鍵を持つ生活がスタートしました
もちろん新しいキーケースを
買うことはできました
お気に入りのキーホルダーに
鍵を取り付けることも考えました
それでも
新たなキーケースを
買うつもりはなかったのです
気付けば
自転車の鍵は
原付きの鍵に
革製のキーケースに
憧れた時もあったけれど
この生地が1番好きになっていたのです
そして色違いのキーケースを
プレゼントしたことも
大学を卒業し
原付きの鍵は
車の鍵に変わり
雨に濡れることは
少なくなったけれど
革製のキーケースに
変える気にはなれなかったのです
約20年経って
生地は擦れてしまいました
上京して買った
お気に入りの自転車の鍵を
取り付けたワクワク感
雨にも負けず
原付きに揺られながら
濡らしたキーケース
あの日
アパートの鍵を開けた時の
高揚感も
思わず
プレゼントしてしまったけれど
喜んでくれると膨らませた期待も
擦れてない
擦れない
幸せな記憶とともに
今は新しい鍵をもっています
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